幼なじみが好きでしょうがない


そして、レクリェーション当日になった。

「芽生っ、おはよ!!」
と、学校に着くとすぐにりりに抱きつかれた。

「り、りり!おはよう!」

抱きついてくるからびっくりして声裏返っちゃった。

ははは。


他愛もない話をしながら、バスに乗った。

すると、
「同じ班のやつと近い所に乗れよ~」
と、先生がみんなに言っていたので日向くんたちを探した。

でも、私はチビだから…見えないよ……。

「高木さん~本田さん~こっちこっちー!」
と、日向くんが声をかけてくれた。

日向くん達は一番後ろの四人席にいた。

私たち二人はそこにいき、
りり、日向くん、私、手嶋くんの順で座った。
なんで、私、りりと隣じゃないんだろう…。
しかも、左隣、手嶋くんって、なんか緊張しちゃうし……。

すると、バスが動き出した。

横から、
「お前さ、今岡先輩のこと好きって本当か?」

と、話しかけられた。

えっ、だ………あ、手嶋くん

「えっ、なんでその事…ていうか、なんで大雅のこと知ってるの?」

「本田と話してるの聞いたし。俺、バスケ部なんだけど」

はっ。
馬鹿だ!!!!私!!

ていうか、バスケ部!?

「バスケ部だったの!?」

し、知らなかった。

「そうだけど」

へぇ~、そうだっ…たんだ。

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