幼なじみが好きでしょうがない
ある日。散歩に出た。
学校帰りの大雅に出会った。
あの事件から、出会ってなかったから。
『……っ。大雅っ。大雅っ!』
と、大雅の胸に飛び込んだ。
でも、大雅は私の体を引き剥がして
『俺、もうお前と関わんねえから……。』
そう言った。
へ?
どうして?
そんなの、無理だよ。
それから、大雅は、ほんとうに私から離れていった。
さらに…………。
『大雅くんっ。』
大雅は、私にあんなことを言ってから、すぐに、マリアと付き合い始めた。
どうして?
なんでっ。
見てるだけで辛かった。
私を傷つけたマリアと……大雅は…。
『芽生っ!?大丈夫?フラフラしてるよ?』
ありがとう……。りり。
『大丈夫……。』
りりのおかげで、私は立ち直れた。
あの3人が、写真を晒すことは無かった。