幼なじみが好きでしょうがない
【芽生Side】
大雅は、写真を撮られたことなんて、知らなかったと思う。
写真を撮られた後、
『ははは~』
と、3人は去っていった。
私は、その場で泣いた。
『大雅…………。』
その後、そこにどのくらいいたか、覚えていない。
すると、ガタンッ。と大きな音を立てて、ドアが開いた。
『芽生!?』
そこにいたのは、りりだった。
『り、り……。』
私の姿を見て、りりはこれ以上にないくらい驚いていた。
『芽生!?どうしたの!?』
本気で心配してくれてる。
『りり…………。りり、りりぃぃ!!』
そう言って、私は、りりに抱きついた。
『大丈夫!?』
大丈夫なんかじゃない。
もし、あの写真をばらまかれたりしたら……。
私終わりだよ……。
『大丈夫!私が助ける!あたしがそばにいるから!!』
りり……。
でも、それから私は、引きこもりがちになって。
学校にも行かないようになった。