甘い初恋は、イケナイ最後の恋。
4話 約束




優しい温もりに包まれて目を開ける。




「……っ!?」




目の前には私を抱き締める大くんがまだ眠っていた。




しかも大くんは上半身裸。
咄嗟に自分の体を見れば自分も産まれたままの姿をしていた。




つまりはそういうことで。




「……ん、ゆあ…起きたのか…?」




まだ寝ぼけた声で話す大くんはやけに色っぽくて目のやり場に困る。




「ひ、大くん…!私何があったかよく分からな……っ」


「おはよ、ゆあ……」




まだ夢うつつなのか大くんは私が話してる途中で言葉を被せて、そして顔を近付けてきた。




待ってよ。
こんなのおかしいよ。




だって私と大くんは………




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