極上スイートキス~イケメンCEOと秘密のコンシェルジュ~



「あ…」


 立ち去ろうとしたみのりを、紘平が腕の中に戻す。

 爽やかなコロンが鼻をくすぐり、みのりの気持ちが足を止めた。



「紘平さん、放してください…行かないと」

 そう言うけれど、押し返す力が弱いのは、自分も名残惜しいせいだ。


「仕事の後に、特別ルームサービスを頼めるなら」


 耳元に甘く告げられ、みのりの頬はぱっと染まる。

 離れなければいけないのに、指先を絡められ、解くことが出来ない。



 みのりが恥ずかし気に俯くと、絡む2人の指先にはお揃いの指輪が光っていた。



 これは、もう外すことのない約束。

 あの頃も今も、2人の気持ちが変わらない証。



 みのりは黙ったまま頷いて、半身を紘平に向けて言った。



「かしこまりました」







────。

───。

──。





END





< 93 / 93 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:262

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

小悪魔カレシの甘い罰
綾木玲/著

総文字数/41,971

恋愛(オフィスラブ)91ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
入社当日、目の前に現れたのは 忘れられないキスをした相手だった──。 天才プログラマー・相沢司 小悪魔で完璧主義な美青年。 けれど中身は、皮肉屋のどS気質。 彼に振り回される美桜は、 なぜかフィアンセを演じることになり…。 ★★★★ ※『極上スイートキス』の スピンオフストーリーですが、 こちらの作品だけでもお読み頂けます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop