俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
「もうこの世界でお兄ちゃんと結婚してくれるのは千和さんだけです!」
「灯里ちゃんってばオーバーな……」
けれど彼女はすぐに反論してきた。
「オーバーじゃないですよ! 本当ですから!! 健太郎さんもいつも言ってますよ? 千和さん、お兄ちゃんと婚約しちゃったけど本当にいいのか考え直した方がいいって」
健太郎さんとは灯里ちゃんの旦那様だ。外科医として父親が経営する総合病院に勤めている。
そんな彼にまで心配されちゃうなんて……。和臣さんってば。
呆れてしまうけれど、そこが実に彼らしいと思える。
私は和臣さんに入社当時から好意を寄せていた。六歳も年上の彼は大人の男性で、テキパキ仕事をこなす姿は凛々しくて素敵だった。
代表という立場にありながら、いつも気さくに社員に声を掛けてくれる。それが一番下っ端の新入社員だろうと変わらない。
誰かを贔屓することもなく、平等に接してくれるし、代表だからといって気取った態度を見せない。
おまけに妹大好きの可愛い一面もある。……まぁ、可愛いと思っているのは私だけかもしれないけど。
「灯里ちゃんってばオーバーな……」
けれど彼女はすぐに反論してきた。
「オーバーじゃないですよ! 本当ですから!! 健太郎さんもいつも言ってますよ? 千和さん、お兄ちゃんと婚約しちゃったけど本当にいいのか考え直した方がいいって」
健太郎さんとは灯里ちゃんの旦那様だ。外科医として父親が経営する総合病院に勤めている。
そんな彼にまで心配されちゃうなんて……。和臣さんってば。
呆れてしまうけれど、そこが実に彼らしいと思える。
私は和臣さんに入社当時から好意を寄せていた。六歳も年上の彼は大人の男性で、テキパキ仕事をこなす姿は凛々しくて素敵だった。
代表という立場にありながら、いつも気さくに社員に声を掛けてくれる。それが一番下っ端の新入社員だろうと変わらない。
誰かを贔屓することもなく、平等に接してくれるし、代表だからといって気取った態度を見せない。
おまけに妹大好きの可愛い一面もある。……まぁ、可愛いと思っているのは私だけかもしれないけど。