俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
もちろん変な意味でではない。

今まで以上に声を掛けてくれて、何度も食事に誘ってくれて。私のことを知ろうとしてくれて、そして私にも彼のことをたくさん話してくれた。

そして以前から私のことが気になっていたという嬉しいことも、彼は照れ臭そうに教えてくれたんだ。

そこから彼と交際に発展するまでに、そう時間はかからなかった。だって私はずっと和臣さんのことが好きだったから。

大人になって初めて好きになった人は、まさに私の理想の人だった。

そんな人にプロポーズをされたのはつい一ヵ月前。付き合って半年の日に都内のホテルの最上階にあるレストランで、ドラマチックなサプライズプロポーズをしてくれたんだ。

今、私の左手薬指に光り輝く指輪をともに。


「とにかく私はなにがあっても千和さんの味方なので、なにかあったらいつでも言ってくださいね! それで早く千和さんが、私の義姉さんになってくれる日を楽しみにしています」

ニッコリ笑って話す灯里ちゃんに胸がジンと熱くなる。
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