モヤシ男ーファイナルー
『あれ?誰だっけ?』


何か不安になってきたのか…
大観衆の人々は、何やらざわめき始めた


そして……


『何か…怖いよー私…帰る!』


誰の言葉かは解らない、しかし、その誰かの帰る発言によって、他の人たちもぞろぞろと動き始めた


あっという間に…


塞がれていた玄関の前の道が、ガラーンと静かになる


ワケが解らない俺達は、口をモヤーンと開け誰も居なくなった道を見つめていた
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