和泉くんの考えてることはわからない。
「ご、ごめんね和泉くん…!もう帰ろ?ね?」
「……長すぎ」
「だからごめんって!」
なんとかご機嫌を取り戻そうと、そそくさと職員室を退散する。
「…花宮さんって、誰とでもあぁだよね」
「へ?何が?」
「だから、男とか女とか関係なく接するとこ。それ、直したほうがいいと思うよ」
「?」
玄関で靴を履き替えながら、和泉くんは私にそう注意した。
その意味がイマイチよく分からず首をかしげる私に、和泉くんは呆れ顔。
「え、だって人と喋るのに男女区別いらなくない?」
「はぁ………、バカ」
「えっ、なんで!?」
私は正しいことを言ったつもりだったのに、和泉くんはそれをことごとく切り捨てたのだった。