和泉くんの考えてることはわからない。
「シオちゃんのお友達だったのね。いやぁ、運命かねぇ」
「お、お婆ちゃん…!?」
クスクスと笑うお婆ちゃんに顔を真っ赤にしながら、私は慌ててお盆を受け取って部屋へと向かう。
「これからもシオちゃんをよろしくね」
「はい、幸せにしますよ」
「まぁ…!」
その後でお婆ちゃんと和泉くんがそんな会話をしていただなんて、知りもせず。
それから部屋に行って、私は3人から今日休んだ分のプリントを受け取った。
「そういえば花宮ちゃんって、爺ちゃん婆ちゃんと暮らしてんのな。父ちゃんと母ちゃんは?」
「…!ちょ、真!」
それからしばらく今日の津田先生の面白事情を聞いていたら、大原くんが突然そんなことを聞いて来た。
隣に座っていた早苗が慌てたように大原くんの口を塞いだのを見て、私はキョトンと首を傾げる。