“あなたを愛しています”






そんな中、



「司!何してんだ!?」



男性の驚いた声が聞こえた。

司君はパッと私から手を離し、私は真っ赤な顔でその場にへなへなと座り込んだ。





現れた男性は、教会で司君の隣に座っていた弘樹さんだった。

この人も綺麗な顔立ちをしていることに気付いてしまう。

そんな彼に、



「ごめんごめぇん。

花奈ちゃんがいたからつい……」



恥ずかしげもなく言う司君。



< 154 / 353 >

この作品をシェア

pagetop