“あなたを愛しています”




ふと、ベッドを見る。

服や靴下が散乱しているその部屋にあるベッドは、やっぱり汚かった。

汚いにもほどがある!

司君はベッドの上でポテトチップスでも食べていたのだろうか。

脱ぎ捨てたジャージの他に、食べかすみたいなものが落ちていた。





「あかん」




思わず言ってしまった。




「あかん……

こんな部屋、絶対あかん」


< 228 / 353 >

この作品をシェア

pagetop