“あなたを愛しています”
「大丈夫。藤井さんはホテルのシェフで、仕事仲間。
私には司君だけだよ」
私の言葉に、司君はホッとした表情になる。
そして、満面の笑みを浮かべて言ってくれた。
「花奈ちゃん、大好き」
こんなにストレートに愛情表現してくれる司君が、可愛いとさえ思う。
そして、胸がきゅんきゅんと変な音を立てる。
私だって、司君が大好き。
暇があったら司君のことを考えてしまうほど、司君に夢中なんだよ。