君は太陽
優しくて、イケメンで。きっと妹さんからしても、自慢のお兄ちゃんだろうな。
「だから、三枝に協力してもらおうと思って」
「私で大丈夫かなあ。今どきの高校生の好みとか、あんまりわかんないよ?」
「そんなに高校生を意識しなくても大丈夫だよ。三枝みたいに、可愛いものが好きな普通の女の子だから」
「わかった。松嶋くんの兄としての威厳を損なわないよう、頑張って選びます」
「よろしくお願いします」
そうやって、私たちはふたりで頭を下げあって、顔を見合わせクスリと笑いあった。
「ああ、可愛かった~」
会場を出ても、私はまだフワフワ、夢の中にいる気分。
お土産売り場で、妹さんにはスクールバッグにつけれそうな、可愛いテディベアのマスコットチェーンと、スマートフォンケースを選んだ。
「でも、よかったの? 私にまで買ってもらっちゃって」
「気にすんなって。一緒に選んでくれたお礼だから」
松嶋くんの持つショッピングバッグには、妹さんのプレゼントが、そして私の持つショッピングバッグにも、松嶋くんが買ってくれた、高さ二十センチ程の小さなテディベアが入っている。
見つけた瞬間に一目ぼれしたテディベア。
絶対に私の家に連れて帰ろうと思って手を差し伸べたとき、なぜか横から松嶋くんに搔っ攫われたのだ。
『俺に買わせて。今日の記念に』
有無を言わせないキラキラスマイルでテディベアを手に取った松嶋くんは、結局私が何を言おうと聞いてくれず、お会計まですませてしまったのだった。
「でも、私ばっかりもらっても悪いから、今度何かお礼させてね」
松嶋くんの前に回り込み、頭ひとつ高い彼と視線を合わせるために首をのばして語り掛ける。
「じゃあ、さ。三枝。ひとつだけお願い聞いてくれない?」
「うん。何?」
「あのお店で、ランチしよう」
松嶋くんが指を指す方向を見て、私は固まった。
そのお店は、街の情報誌などにもよく特集が組まれる人気の洋食店で、平日ならまだしも、休日には予約をしないと入れないところだったからだ。
「大丈夫。ちゃんと予約してるから。三枝とご飯食べたかったし」
固まり続ける私の腕をそっとつかみ、松嶋くんはお店に向かって歩き出す。
今サラッと私とご飯を食べたかったって言ったよね?
「だから、三枝に協力してもらおうと思って」
「私で大丈夫かなあ。今どきの高校生の好みとか、あんまりわかんないよ?」
「そんなに高校生を意識しなくても大丈夫だよ。三枝みたいに、可愛いものが好きな普通の女の子だから」
「わかった。松嶋くんの兄としての威厳を損なわないよう、頑張って選びます」
「よろしくお願いします」
そうやって、私たちはふたりで頭を下げあって、顔を見合わせクスリと笑いあった。
「ああ、可愛かった~」
会場を出ても、私はまだフワフワ、夢の中にいる気分。
お土産売り場で、妹さんにはスクールバッグにつけれそうな、可愛いテディベアのマスコットチェーンと、スマートフォンケースを選んだ。
「でも、よかったの? 私にまで買ってもらっちゃって」
「気にすんなって。一緒に選んでくれたお礼だから」
松嶋くんの持つショッピングバッグには、妹さんのプレゼントが、そして私の持つショッピングバッグにも、松嶋くんが買ってくれた、高さ二十センチ程の小さなテディベアが入っている。
見つけた瞬間に一目ぼれしたテディベア。
絶対に私の家に連れて帰ろうと思って手を差し伸べたとき、なぜか横から松嶋くんに搔っ攫われたのだ。
『俺に買わせて。今日の記念に』
有無を言わせないキラキラスマイルでテディベアを手に取った松嶋くんは、結局私が何を言おうと聞いてくれず、お会計まですませてしまったのだった。
「でも、私ばっかりもらっても悪いから、今度何かお礼させてね」
松嶋くんの前に回り込み、頭ひとつ高い彼と視線を合わせるために首をのばして語り掛ける。
「じゃあ、さ。三枝。ひとつだけお願い聞いてくれない?」
「うん。何?」
「あのお店で、ランチしよう」
松嶋くんが指を指す方向を見て、私は固まった。
そのお店は、街の情報誌などにもよく特集が組まれる人気の洋食店で、平日ならまだしも、休日には予約をしないと入れないところだったからだ。
「大丈夫。ちゃんと予約してるから。三枝とご飯食べたかったし」
固まり続ける私の腕をそっとつかみ、松嶋くんはお店に向かって歩き出す。
今サラッと私とご飯を食べたかったって言ったよね?