し ろ う さ ぎ





ちょっぴりいじけてしまったご様子の斎川君のご機嫌取り。


でも、ご機嫌斜めな王子のご機嫌取りはなかなか難しい。



「さ、斎川くーん……?
ごめんね……?」



しーん。



「似てるよ、そこは本当!」


「そこはってことは下手なのは認めるんだー」


「……うっ。
い、いやいや……!
まさに斎川画伯!」




しーん。



「斎川君ー……」


「……ふ、はは。
ごめんごめん、冗談だよ」


「もーっ!」


「んー、でも似てるとは思ったのになー」




と、描いた似顔絵と睨めっこをしている斎川君が可愛らしく思えたのはここだけの秘密。



「あとこうしたらどう?」

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