オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
「ユーがコウタロウのフィアンセだね。ハジメマシテ。僕はトニーだよ。カノジョは奥さんのエイミーね~」

「ミ、ミヤゾノハル…です」

「ハル。ステキナナマエですね~。僕は日本のハルもサクラも大好きです」

う~~同じハルといっても遥と春はちょっと違うんだけど……説明できない。じゃなくてこの人誰?

すると奥さんのエイミーさんからもハグされる。

9頭身ですごい美人で横に並ぶのが恥ずかしい。

しかしいきなり見知らぬ外人から浩太郎さんのフィアンセとか言われたのは納得出来ない。そもそも付合ってないのになんでそんなことになってんの?私は説明してと浩太郎さんに目で訴えた。

「遥、彼は俺が留学していた頃からの親友でトニー・ヴァレリー。ファッションブランド『ミシェル・ヴァレリ-』の副社長だ」

「えええ?!」

フィアンセと言われたこと以上驚く。

『ミシェル・ヴァレリー』と言えば世界的に有名な高級ブランドでハリウッド女優達の御用達ブランドだ。

確かに見るからに観光客とは思えないオーラを感じていたから納得できたけどそれにしてもセレブ中のセレブじゃないの?

「そ、そんな方とお友達なんですか?」

フィアンセのことは追々問い詰めるとして今はこっちの方が重要。

「まあ~な。俺はそんなに凄いとは思わねーけど。ちなみにトニーの母親がミシェル・ヴァレリー」
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