ドキドキ同居しています
「……じゃあ、茉莉香に触れてもいいの?
茉莉香を大切にしたいから、茉莉香がそういうこと怖いなら、俺、プラトニックでも全然大丈夫」

蓮は、私のこと大切に思ってくれてるんだ。

蓮の本気を見たような気がした。


私は向かい側の席に座る蓮に手を伸ばした。

蓮が、私の手を握ってくれる。

そのとき、すごく安心した。

蓮に触れられないと、あんなにさびしかったのに。

もう私は、蓮がいないとダメなんだと実感する。
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