ドキドキ同居しています
蓮が席に戻って、食後に冷蔵庫からデザートを出してきてくれた。

桃のゼリー。

昨日の桃缶を思い出して赤面する。

ちらっと蓮を見ると、蓮も私を見てた。

昨日のキスの感触までリアルに思い出されてくる。

この桃、昨日の桃缶と同じ味……。



「食べさせてほしい?」



蓮が突然言うので、ドキーッとしてゼリーのお皿をひっくり返しそうになった。


「さっきのお返し♪」

蓮が楽しそうに笑う。

悪戯好きの少年みたい。


なんでもいいや。蓮が笑っていてくれるなら。

昨日はどうなることかと心配したけど、

なんとか蓮と仲良くやっていけそうな気がした。
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