永遠に叶えたい愛がある。





「あー、もうお昼食べ損ねるじゃない!教室戻るからね!」





宗平の後ろに見える、新館と別館の間にある時計台を見るとあと20分で昼休みが終わってしまうとこだった。




くだらないことで言い合ってる場合じゃない。





私たちはこうやって昼休みを潰すわけにはいかず、文化祭の準備を着々と進めていかなければならないのに。














それに、








「なあ!」








宗平が無理にでも笑顔を見せようと思うなら、元気を繕うならば、私も宗平には笑顔を見せよう、元気を分けてあげよう。








「なにー?」







ベンチに置き去りにした宗平の声が校舎に向かう私の背に届いた。








よかった。





もう悲しみは含んでいない。




 






「来週の日曜日、インハイの予選応援来いよ」









振り返ると立ち上がってスラックスのポケットに手を入れた宗平がいた。




太陽の光が眩しくて思わず目を細める。











初めて宗平に会った日が蘇った。





太陽が眩くて宗平のことがよく見えなかったあの時。





たしか、私はあの時も怒っていた。





もう二度と会いたくなかった人だったのに、今は逆に会いたい気持ちでいっぱいで。







「うん、予定確認してみるよ!」






また休みの日に会えるのかと思うと、嬉しさで気持ちが溢れそうになった。














“好き”って気持ちはまるで風に揺れる蝋燭の火のようで。







優しい風が吹くと、小さく左右に揺れて温かい光を与える。






強い風が吹くと、大きく左右に揺れて暗闇を脅かす。





さらに強い風が吹くと、暗闇に覆われてしまう。









そんな灯火を抱えた私。





消えぬように、しっかりと守っていくーーーーーー











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