混 迷
※※その後①

···手術


咲空は、手術室に運ばれたまま・・・

佳子さんや私の両親
詠斗の両親が駆けつけた。

詠斗が
「華!!話せ
何があった!!
久しぶりに見た咲空の顔でもわかる。
咲空に、何があった!!!!」
華は、動揺しながら
全てを話した。

咲空から聞いている
見せてもらった
全てを・・・・

私の両親や詠斗の両親は、
「「「「「「なんてことなの?
何で咲空ちゃんがこんな目に?
咲空ちゃんが何をしたっていうの?」」」」」」
泣きながら語る華を
佳子は、抱き締めた。
「ごめんね、華ちゃん
ありがとう、華ちゃん」
と、言いながら・・・


そこに息を切らせて
羚がやってきた。

華は、
「あなた、何しにきたの?
なんで、あのとき咲空を呼んだのよ!!!」
と、叫ぶと

詠斗が華の手を掴み
華の前にでて
「帰れ!!
二度、咲空に近づくな
咲空に何かあったら
俺はお前を許さない」
「咲空は?咲空の容態だけでも」
と、羚はいうが
佳子が
「羚君、なぜあなたが
咲空にあんなことをしたのか
わからないけど。
咲空は、本当にあなたを
純粋に愛していたのよ。
今、咲空の状態はわからないけど
何かある場合は、法的手段もじなさい
つもりです。
どうぞ、引き取りください。」
と、言った。

回りの人、華
華の隣の男性からも
冷たい眼差しでみられ
昔の自分を思いだし
羚は、その場から慌てて逃げ出した。
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