混 迷
※※再会②

···父の葬儀


親父の通夜と葬儀
そして、親父の遺言書の件を処理するために

通夜の席に出向くと
後妻である里さんが
騒ぎ始めたが
葵から一喝される場面があった。

雛も
「ママ、みっともないよ。
羚ちゃんは、吾妻家の長男なんだから。」
と、言うと
里さんは、ぶつぶつ言っていたが
俺に直接言ってくることは
なかった。

通夜も葬儀も滞りなく済み
親父は荼毘にふせられた。

吾妻の顧問弁護士が
「明日、晴敏様の遺言書を
公開致します。」
と、言った。

里さんは、それにも
騒いでいたが
俺は無視して帰宅した。
明日は、こちらの顧問弁護士を
連れていくつもりだ。

葵の力にはなる
だが、吾妻家とあの人には
二度とかかわる事のないように。

それに俺は大学の
費用とそこにかかった費用を
アルに計算してもらい
支払った。

その内容で吾妻の顧問弁護士に
領収ももらっていた。

あの人に有無を言わす気はない。
ギャンギャン騒いで煩い。
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