混 迷

···私じゃない


「雛、すごく可愛よ
俺の大事な雛。
愛してるよ。」
と、羚。

それが聞こえたトタン
咲空は、その場から走り去った。

華は、しばらく二人を見ていたが
二人は店を出てからも腕を組んで
歩いていった。

「なにやってんの、羚は?」
華は、頭にきながら
咲空の家に行った。

咲空は、
「華、ごめんね
買い物できなくて。」
「バカ咲空。
そんなことどころじゃないでしょ。
大丈夫?」
咲空は、首を降りながら
「わからない・・・
何を‥‥信じて良いのか‥‥
・・・わから‥‥なくなった・・」

羚の用事って・・・
これだったの?

その夜・・
羚からラインや電話が入るが
見ることも・・
出ることも・・・
出来なかった。


華は、そんな咲空を
気にしながら帰って行った。



咲空が
「一人で考えて・・みたい」
と、言ったから・・・・
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