混 迷

···謝るしかない


みんなは、咲空と羚の元にいて
二人を見ていた。
咲空のふるえはいつしか
おさまっていた。

華は、びっくりしていたが
詠斗は、華の手を繋ぎ
「何か感じるものがあるんだよ。」
と、言った。
華も
「そうだね。」
と、答え

それから6人は
場所を移動した。

それから改めて
咲空は、今までの羚の話を聞いた。
羚も葵もひたすら詫びていた。

咲空も羚を信じきれずに
確認もしなかった事を
改めて告げて謝った。

羚は、
「咲空は、何も悪くない。
全て雛と俺のせいだ。
ずっと、長い間
咲空を苦しめてごめん。
赤ん坊のことも知らずに
本当にすまない。
そして秋山、本当にありがとう。
咲空をずっと守ってくれて。

言葉で済まされるほど
簡単な事ではないと思うけど
本当に二人が、ないま、
此にいてくれる事に感謝しかない。

エイトさんも仕事を調整したりと
大変なことだったと思います。
申し訳ありませんでした。

俺や雛のやったことは
許される事では
決してありません。
ですが、いまは詫びることしか
俺には・・できません。」
と、言うと
羚と葵は、深々と頭を下げた。
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