混 迷
※※いつまでも

「咲空っ、咲空っ」
「あっ、羚が戻ってきたみたい。」
「せっかく、電話しているのに。」
と、言う華。
「ちょっと、待ってね。
羚、ここよ。華と電話中。」
「ここにいたのか?
華?もう、いいよ。
切れば!
やっと、帰ってきたんだから。」
と、羚。
「まったく、子供みたいね。」
「うふふっ、そうね。」
「じゃ、切ってあげるから
羚の相手してあげて。」
「クスっ、うん、ありがとう。
また、こちらからもかけるね。」
と、言って切ると

とたんに、羚から抱き締められて
「俺より、華が大事なんだよな。
わかっているけど。」
「おかりなさい、羚。
華と羚を比べたことなんてないわよ。
華は、大事な親友で幼馴染
羚は、愛するたった一人の旦那様・・」
途中‥‥‥
羚から、深くキスをされる。
「‥‥‥ゥン‥‥」
「咲空っ、そんな声だすと
抱きたくなる。」
「羚、大丈夫だから
    ・・・我慢しないで・・・」
と、言うと
羚に抱き上げられて
寝室のベッドへ

その後
羚から優しく・・優しく・・
抱かれて
たまには、こう言うのも良いな
と、羚の一人ごちを遠くで
聞きながら深い眠りに落ちていった。
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