次期社長の溺愛が凄すぎます!
「ほとんど諦めていた。だけど、再会したから……諦めるのはやめにした」

「や、あの。ですから……」

諦めてもらわないと困る。だって、私は誰かを好きになろうなんて思わない。

「君はきっと根は素直なはずだ」

そんなこと言われても……どうだろう。跳ねっ返りって、よくからかわれる。

「そのはずなのに、君は“男の言葉”を信じないんだと気がついた。だから、俺は信じてもらうまで言葉を尽くすことにしたよ」

「……は?」

え。ちょっと……待とうか?

「少なくとも五年、ずっと好きだったんだ。今さら変わらないだろうと思う。だから君が諦めろ」

また振り向いた先に、今度はにこやかな晴れ晴れとした笑顔。

それを見ながら、口をパクパクさせる。



今のって言い訳じゃないでしょ。絶対にこれって……宣戦布告でしょ──!?









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