キミの取り扱い説明書~君が冷たくする理由~

最悪な出逢い


【 琥珀 side 】


俺の名前は、中山琥珀。

高2。

好きな食べ物は、イチゴ。

嫌いな食べ物は、納豆…恥ずかしながら。


俺は好き嫌いが激しい。
特に女なんかだいっきらいだ。

だから嫌いな奴には最初は優しく接しておいて、
思いっきり裏切ってやる。
裏切られた時、ソイツはどんな顔をすんのかな?


それが…
俺の
"モットー"であり、
"最高に楽しい遊び"だったはずなのに…。


いつの間に、
俺はこんなにも低脳で無能な、
ただの男になったんだろうか。


全部、完璧だったはずなのに。
あの女に出逢うまでは…。



あれは…




ー約三年前ー



中2。


「おーい。お前ら、とっとと席着けよー。」


いつも以上に見るからにご機嫌そうな先生の顔。


「今日はな、転入生を紹介するぞ♪」


満面の笑みで俺ら生徒にそう告げると、
後ろを向き、黒板に何かを書き出した。


「相川 優愛。ほら。相川、こっち来なさい」


コツコツと靴音を鳴らし、
緊張からなのか、手と足を一緒に動かしている転入生。


そして、ソイツは、
【相川 優愛】と書かれた黒板の目の前に立つ。
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