続*もう一度君にキスしたかった


***


翌朝、いつもは私の方が先に起きるのにどうにも身体が起きてくれなかった。
言わずもがな、朝比奈さんのせいだ。


「真帆、僕が朝ご飯の用意をするから、もう少し寝てていいよ」


私の肩に宥めるようにキスを落として彼は先にシャワーを浴びに行き、私はまだベッドの中で唸っていた。


身体が重い。
あと五分。


それを繰り返して何分経ったっけ。


さすがにまずい気がして、ベッドサイドに並んでいるスマホに手を伸ばす。
適当にひとつ指で引き寄せベッド上に落とす。


よく見たら、朝比奈さんのスマホだった。


間違えてしまった、と改めて自分のスマホを引き寄せる。
朝七時、少し前。


さすがにもう起きなきゃまずい。


「……うう」


布団の中でぐぐっと伸びをして、勢いをつけて起きようとした時だ、短い振動音が聞こえてスマホがメッセージの着信を知らせた。

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