続*もう一度君にキスしたかった


朝比奈さんの手が私の髪を撫でながら後頭部を回り、横髪を手繰り寄せる。
後ろでひとつにまとめ、その手で私の頭を引き寄せた。


ちゅ、と唇でキスが弾む。


「時間もなかったしからかわれるのがめんどくさくて言い逃げしてきたからね、根掘り葉掘り聞き出して酒の肴にからかいたいんだろうね」


こつん、と額を合わせ、間近で彼の目尻が優しく下がるのを見た。


「それにしても、色ボケって」

「実際色ボケてるから、仕方ない」


そう言うと、首を傾げて今度は深く唇を割る。


互いの唇を食むように舌を遊ばせながら、ゆっくりと体ごと引き寄せられ腕に支えられ、気づけばソファのクッションが背中にあった。


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