続*もう一度君にキスしたかった
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十月中頃、水曜日。
今日からまた、朝比奈さんは大阪支社に出張だ。
今朝は一緒に出勤して、午前中は本社で仕事を片付けてから新幹線に乗ると言っていた。
私も自分の仕事をひとつひとつこなしながら、どうにも落ち着かない気分だった。
時計を見れば、十一時少し過ぎたところだ。
まだ、彼は統括室にいるだろうか。
私は我慢が出来なくなって、休憩するフリをしてさりげなく席を立ち、足早に統括室に向かってしまった。
社内で、仕事での用もなく彼のところを訪れたことは、一度もない。
今が初めてだ。
呆れられるだろうか、さすがに怒る?
ノックをするのを一瞬躊躇ったけど。
衝動の方が、勝ってしまった。
十月中頃、水曜日。
今日からまた、朝比奈さんは大阪支社に出張だ。
今朝は一緒に出勤して、午前中は本社で仕事を片付けてから新幹線に乗ると言っていた。
私も自分の仕事をひとつひとつこなしながら、どうにも落ち着かない気分だった。
時計を見れば、十一時少し過ぎたところだ。
まだ、彼は統括室にいるだろうか。
私は我慢が出来なくなって、休憩するフリをしてさりげなく席を立ち、足早に統括室に向かってしまった。
社内で、仕事での用もなく彼のところを訪れたことは、一度もない。
今が初めてだ。
呆れられるだろうか、さすがに怒る?
ノックをするのを一瞬躊躇ったけど。
衝動の方が、勝ってしまった。