透明な恋、受信してください。
「ん、おはよ。」

春休み明け、始業式の日。
気だるい気持ちを押さえつけて何とか学校に来た。
もう眠い。だから私は机に突っ伏した。

暖かな日差しが私を包み込んで…

「センパーイ!お久しぶりです!」

何だあいつは。
私の睡眠時間を削る悪魔め。
退治してくれるわァァ!!

と、思い切りエルボーをかました。が、

私の天地がひっくり返った。
要は転んだ。
豪快な音と共に私は床とハグをした。
うん、床大好き。
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