初恋~ある女の恋愛物語~
正ちゃんに抱かれた後
2人でタバコを
吸っていると
私の携帯が鳴った

電源を切るのさえ
忘れていた

あれからもう2ヶ月が
過ぎようとしていた

『まだ毎日メール
来てるのか?』

『うん』

『しつこい奴だな。
1回くらい返事して
やればいいじゃん』

『そうかなぁ』

私は携帯を閉じて
タバコを灰皿に
押し付けた

正ちゃんに寄り添い
浩太さんの事を考えた

そんなに私を
想ってくれてるのかな

ここ数ヶ月ずっと
毎日メールしてくれた

その熱意は伝わってきた

答えてあげてもいいかな

そんな風に思えてきた

正ちゃんの後押しが
効いていた

一回くらい返事して
あげようかな
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