キミはずっと、かけがえない人
強引に一緒に住んで体まで奪われて、その上指輪まではめられて。
でも、結局は好きだから逃げはしないけど。
「じゃあ、コレ書いて」
「書く?」
そう言って目の前に広げられたのは、どう見ても婚姻届で。
しかも、彼の部分は書いてある。
そして、なぜか私の認め印まで持って来て。
準備良すぎるでしょう。
「え、コレ、書くの?」
「今、書くの。で、持って行く」
「は?イヤ、展開早くない?」
「全然早くない。
俺は、認められて3年も待った。イヤ、正確には14年待った。亜依と暮らし始めて早く結婚したかったけど、亜依を振り向かせないといけない。それに少し時間はかかったし、先に手は出してしまったけど。これ以上、待たない」
もう一緒に住んでいるし、今更お付き合いから……なんて言うとは思っていない。
だけど、告白して即結婚だとは思わなかった。