キミはずっと、かけがえない人



にんまりとした笑顔と共に、出掛けて行ってしまった。

もう、次はないって。

アイツのせいで、朝から疲れたわ。

余計なエネルギーを使った。

こうなるって分かっていたから、送られたくはなかったのに。

だいたい、朝はバタバタしているから、誰かしら外にいるんだって。


それでも、みんな忙しいから朝以外はこの話しをしなかった。

だから、私も何も言わず普通通りに仕事をした。

そして、いつも通り定時で帰った。

でも、真っ直ぐ帰るのではなく、実家へ向かう。

いまいち私は、状況を掴めていないから。



「あら、こんなとこにいていいの?」

「……そう言うってことは、今の私の状況を知っているね?」



親は何も知らないのかもと思ったけど、そうでもないらしい。



「まあね。でも、勘違いしないでよ?私たちにだって、事後報告なんだから」

「事後報告?」




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