キミはずっと、かけがえない人



別れたあと、女にフラフラしていると聞いて、元には戻らないと突きつけられた。

だから、私は自分の想いを年月をかけて消化したのに。

何で、こんなことになったの。






「亜依?生きてる?」



急に、そんな声がした。

整理しようと色々考えていたのに、まとまらず時間ばかりが過ぎてしまったらしい。



「大丈夫。生きてる」



そう返したけど、いつの間にか涙が流れていた。

私今、声震えてなかったよね。

そう思いながら、涙を洗い流すように顔を洗う。

それから、すぐに出た。

これ以上遅くなると、また心配かけてしまう。

それに、考えすぎて頭はパンクしそうだし、のぼせそうだ。



「何かあったのか?」



服を着て出ると、彼が立っていた。

どうやら、思った以上に心配をかけてしまったらしい。




< 73 / 210 >

この作品をシェア

pagetop