キミはずっと、かけがえない人
別れたあと、女にフラフラしていると聞いて、元には戻らないと突きつけられた。
だから、私は自分の想いを年月をかけて消化したのに。
何で、こんなことになったの。
「亜依?生きてる?」
急に、そんな声がした。
整理しようと色々考えていたのに、まとまらず時間ばかりが過ぎてしまったらしい。
「大丈夫。生きてる」
そう返したけど、いつの間にか涙が流れていた。
私今、声震えてなかったよね。
そう思いながら、涙を洗い流すように顔を洗う。
それから、すぐに出た。
これ以上遅くなると、また心配かけてしまう。
それに、考えすぎて頭はパンクしそうだし、のぼせそうだ。
「何かあったのか?」
服を着て出ると、彼が立っていた。
どうやら、思った以上に心配をかけてしまったらしい。