キミはずっと、かけがえない人



「指だけじゃ、物足りないだろ」



そう言った瞬間、思いっきり貫かれた。

たった1度で、私は上り詰めた。

でも、動きは止まらない。

止めて欲しいのに、言葉にならない。


結局、彼が満足するまで何度もされた。

彼自身が上り詰めても、何度もした。

その都度、ちゃんと避妊はしてくれたみたいだけど。


朝も食べずにしたものだから、終わった頃にはさすがにお腹がすいた。

シャワーを浴びて出てきた彼のお腹も鳴った。



「腹減ったな」

「すいたけど、私は動けない」



声だって少し掠れている。

起き上がれなくて、シャワーだって浴びれないし。

そんな様子を、彼は笑って見ている。



「もう昼だけど、亜依は出られそうにないな」

「え?出掛けるのは無理」

「じゃあ、なんか買ってくるわ」



そう言って、シャツを着て財布を持つ。




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