ひまわり
学校

葵さん、おはようございます!!」
私はもちろん、「おはよう」と優しく可憐に微笑む。
挨拶してくる人が知らない人でも、私には関係ない。後ろでガッツポーズを決める姿を見ても何も思わない。

「ヒマワリってさ…」

そんな声が聞こえても何も感じない。私は知っていた。彼女らがヒマワリと呼ぶのは悪い意味ではないことを。私に声をかける時は決してヒマワリと呼ばない事もそれなりに何か考えてるのだと思う。そして私は平然と声をかける。「おはよう」もちろん微笑み付きだ。
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