エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
もう言わずにはいられなかった。

私は私の心はたしかに彼を求めている。
離れたくないと叫んでいる。


「砂羽」


彼はため息交じりに私の名を口にしてから、私を抱きしめる手に力を込める。


「好きだ。全力でお前を幸せにする」


改めての告白は、私の胸を熱くする。


「翔さん……」


彼となら、歩いていける。
私も彼の背中に手を回して、ギュッと抱きついた。


「こんなところで、煽るなよ」


翔さんは手の力を緩めたかと思うと、私の顎に手をかけあっという間に唇を重ねる。
しばらくして離れた彼が、照れくさそうな顔をして、私の頬に触れた。


「砂羽は俺だけのものだ」


翔さんは切なげな声でそう言ったあと、もう一度熱い唇を重ねた。



温かな気持ちで包まれたまま、十七時すぎにマンションへと帰った。

とても充実した一日だった。
この一日で、翔さんのことを随分知ることができて、彼のことを今まで以上に好きになった。
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