エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「嘘つきだな。こんなに耳を真っ赤にして」


彼は私の耳元で囁き、耳朶を唇で食む。


「ひゃっ」
「砂羽の弱いところ、見つけた」


彼はそう言うと、私の背に回した手に力を込める。


「や……」
「ヤバ。スイッチが入る三秒前」


次の瞬間、あっという間に私をソファに押し倒し、見下ろしてきた。
指を絡めて私の手を握り、切なげな視線を向けてくる。


「砂羽の目に映るのは俺だけでいい。余計なものは見なくていい」


それは、情報やデザインを盗んだり盗まれたりというドロドロした社会も視界に入れなくていいということ? 

でも、今回は私の失態なのに。


「翔さん……」
「砂羽の瞳は、ずっと澄んでいてほしいんだ。俺が必ず守るから。愛してる」


優しい声で愛を囁いた彼は、私に唇を重ねた。
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