エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「いや、これで合ってるよ」
「でも、ドレスじゃないですよ?」


白無垢は憧れではあるけれど、翔さんの妻となるなら彼が作ってくれたウエディングドレスで式を挙げたいと、プランには入っていない。


「実は……俺がウエディングドレスのデザイン画を描いていることを知ったスタッフから提案があって、ブランピュールもウエディング部門を立ち上げることになったんだ。今日はそのプレスリリースをここでする」


そうだったんだ。

私のドレスのデザインがきっかけということなのかな? 
それはとても光栄だ。

でも、白無垢で正解ってどういうこと?


「砂羽、本当は白無垢も着たかったんだろ?」
「えっ……」


バレてたの? 

峰岸織物もかつてはたくさんの白無垢を手掛けた。
その歴史ある一品を着たいという欲求は当然のようにあった。

でも、翔さんはデザイナーで、披露宴には多数の関係者が出席する。

彼のデザイナーとしての能力をその人たちに見てもらいたくて、衣装替えでもドレスを選択した。
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