空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「ひろくん。よろしくお願いします。」

ひろくんへの気持ちが恋なのかはわからな

い。でも、ひろくんと付き合うことを望夢は

反対しないだろう。

そして迎えた命日。

なるみと秋斗と合流して、私たちはお墓に向

かった。

お墓を清めて4人で手を合わせた。

「望夢くん、つぼみと付き合うことになりま

した。絶対に幸せにします。」

ひろくんは手を合わせて目を閉じたまま、望

夢に報告した。少し驚いたけど、ひろくんの

気持ちが伝わって嬉しかった。

「なに、いつから付き合い始めたの?」

色々なるみと秋斗に質問攻めにあったのは少

し後の話。

私はまた一歩前に進む。

あなたの分まで笑って生きるよ。

今日もあなたを愛してます。

「ひろくん、なるみ、秋斗。行こっか。」
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