空になりたい。
私達は海で遊んだ。

海水の掛け合いをしたり。

泳いだり。


砂浜で遊んだり。

とっても楽しい1日をすごした。

「今日はたのしかったね~」

私はかき氷を食べながら言った。


「そうだな…」

「また来ようね!」

「…う…ん。」

空が返事するまでに間があった。

空を見ると。

「え、空?」

頭を抱え込み顔色の悪い空。


「空、どうしたの?ねえ!」


「ひ…う…な…た…」

「え…?なに?」

「俺のカバンから薬出して」

「え?薬?」

私は空のカバンからくすりの入ってる袋を取り出した。


これって…私が前に空に聞いた薬。

「あ…りがと…」

空は薬を飲むとスマホを取り出して電話をし始めた。


「太陽?おれ…やばいかも…」

やばいって?なに?太陽…お兄さん?


「今は、青が浜…」

「わかった…」

電話が終わるとまだ空は辛そうに頭を抱えていた。
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