Lingerie~after story~
効果……絶大過ぎたらしく……。
『ヤバい』なんて焦りの声を、熱に浮かされた頭でぼんやりと聞き取ったと思う。
欲求のままに重ねた唇は応えてもらえずに離され夜風が虚しく熱を散らす。
さっきまであんなに貪欲であった癖に、本能的であった癖に、何で今更こんな意地悪な対応をするのかと、満たされなかった本能が不満に表情を歪めるのに、口づけの代わりにすかさずキツク抱きしめに来た力には少々の相殺。
それをきっかけに自分の理性も徐々に戻り始めて先程の自分の発言に羞恥が疼く程。
それにしてもだ……、
「えっと……九条…くん?」
大丈夫?なんて、未だにしっかりと私を抱きしめ不動の姿に声をかけてみれば、
「……………ミモリさん……本当に嫌だ」
「はっ!?……っ…ま、まさか……さっきの私の変態発言に引いたとかなら全力であやま……」
「勃った……」
「………はっ?……何……が…って、ああっ!!」
「っ………いきなり…可愛く素直ぶち込んでくるのやめてくれないかな?」
「そ、それ私のせいっ!?いや、私のせいかもだけどでもっ、」
「も、いい、もう何しても今可愛いだけだから煽らないでくれない?じゃないと場所関係なしに犯すよ?」
「…………」
黙ります。
黙りますとも。
何が何でも抑え込みましょうとも。
さすがにこんなところで押し倒されたいとまでは思わないし、そこまで本能的なわけじゃない。