Lingerie~after story~
だからこそ彼を刺激しないようにと沈黙を守り、どこにやっていいかわからぬ手は自分の口元を覆った。
そんな間にもどかし気な息を吐いてクールダウンに徹している彼の様子にどう反応していいものか。
ってか、こんなどうしていいかわからない時間設けられたら無駄に色々と直前までの時間を振り返ってしまって、逆上せ上がっていた自分の言動行動にショートしそうな程熱くなる。
頂戴って……なんだ、私…。
痴女か……。
ああ、ダメだ……沈黙はヤバい。
「っ……で、でもでも、その……よく私だって気づいたよね!」
「………何が?」
あっ、この感じなら声発してOKな感じ?
どうしても羞恥には変えられないと、他愛のない疑問を話題に言葉を発すれば、さすがに非難もなく返されたまともな反応に安堵する。
「だって私、あの時顔見られたつもりなかった。格好だってこんなだったのに」
「……ああ、そんなの、格好は問題じゃなくてミモリさんの後ろ姿だったから」
「っ……」
「まさかなって思ったけど……とりあえず追いかけて、レストラン片っ端から入って『ミモリかイズミで予約入ってない?』って連れを装って確認したら3件目でビンゴ」
「っ……なんか色々と執念ですね」
「そしたらあのオカマにキスぶちかまされて気持ちよさそうに悶えてるし……」
「っ……ちょっ……一体いつから見て……」
「だから浮気者って言ったんだよ。お仕置きに天井から吊るしてやろうかって……」
「全力でごめんなさいぃぃぃ」
「………はぁ…だから言っただろ。……あいつも男だって」
はい、それは身に染みてよく理解しました。