Lingerie~after story~
あ、やっぱりまだ……なんか…。
「ハハッ、寧々さん……顔真っ赤。可愛い~」
「っ……仕方ないでしょ!?ってか、私の想定遥かに超える時間だったんだもん!!あんな事やそんな事されたりさせられたりするとか思ってなかっ…んんっ____」
ああ、もう……まだ、話してる最中なのに。
ようやく取り戻したまともな理性さえ簡単に溶けて消えてしまいそう。
キス一つでこんな状態に引き戻されて、私これから大丈夫なのか?
これは……恐い程依存する。
今まで以上に……。
「………で、………なんだっけ?」
「っ…………九条くんが、…………九条くんに困るって話」
「そう?」
「困る………ますます……九条くんにハマってウザい女になりそうで困る」
「……………それ、俺としては大歓迎な寧々さんなんだけど?」
「私は困る。人としてそんなの堕落してる」
「いいじゃない。どっぷり俺にハマって堕落してれば。なんならこの離れでずっと囲って愛で尽くしてあげようか?」
おおう。
さすがにちょっとゾクッとしたよ?九条くん。
しかも軽く本気も混ざる本能的な目だから余計に恐い。
触れる手の感触や温もりは相変わらず優しいのにな。
今だって労わるように腰を摩る手が優しい。
恐さも見せる癖に同時に極上な甘さでカバーしてくるからどうしても彼から離れられない。