愛人契約
そんな言葉を、期待していたのかもしれない。


シャワーを浴び終わって、服に着替え、勇介さんの家を出た。

真っすぐ会社に向かう。

3日ぶりの会社だった。


「春日さん。」

同僚が、私の姿を見て驚いていた。

「どうしたんですか?三日も会社休んで。」

「ごめんね。ちょっと、体調崩しちゃって。」

「もう大丈夫なんですか?」

「うん。」

本当は勇介さんと、蜜日を送っていたのだけれど、そんな事口が裂けても言えない。


3日分の仕事は、意外に溜まっていて、こんな私でもいなければ回らないんだなって、少し思った。

少しでも早く仕事を進めたくて、この日は残業をした。

そんな時、三宅先輩が応援しに来てくれた。

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