バスケばかのアイツに恋してる

体育館の扉を開けると
目の前のゴールにシュートの練習をしている男の子がいた


朝ぶつかった人だ!

「っ!!」

目があった

声をかけようか迷っていると

「ん?」

そう言って私に近づいてきた


「あのーなんでしょうか?」


「思い出した!
おまえ朝俺にタックルしてきたやつだ!」

急に大声だすからびっくりした

しかも失礼なやつ!

「なっ!タックルなんてしてない。ぶつかっただけだし。」


「いや、あれはどうみてもタックルだ。
プッハハハハ」

そう言ってこいつはバカにしたように笑った

「も~!笑うな!」

フンッ

頭にきた

「あー俺が悪かった。そんなに怒んなよ。」

「…。」

ムカつくので無視する


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