―キミとの時間―

「バカ。妬いたくせに」

というと,


「妬いたかもだから。かも!わかる?」

そう意地っ張りな言い方をしながら答える。


でも…バレバレだよ?


ほっぺ真っ赤だから。


でも。ありがとう。


他の男の子と話てるのだって,

いつだって私のことみてくれてるからわかるんでしょ?

そうやって些細な親切って


スキ。


「もうすぐ休み時間終わるから行こう!!」

そう言って私が1歩歩くと、

彼は早足で私をぬかしていった。




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