血まみれ椿姫
実際俺は先輩の事が好きなのかどうか、革新的なことはまだなにもわからなかった。


衝撃的な出来事を乗り越えて生まれる感情なんて、あてにならないし。


「先輩はこのまま解散するんだろ?」


「そうだよ。良真も一緒に帰る?」


登校してきたばかりの俺にそんな事を言う。


俺は左右に首を振り、「今日は午前中授業だけだから、ちゃんと出とくよ」と、言ったのだった。

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