秘密の糸Season1㊦
「…ごめん。俺が悪かった…」

「ううん…私もごめんなさい。
雪都からのLINEずっと待ってたから…」


良く考えれば雪都の言った通り、私から連絡すれば良かった。

こんな小さな喧嘩するなんて本当バカだな…。

「ごめんな、次から気をつける。」

「うん…。私も」

「ごめんね…雪都。」

そして私は雪都を抱きしめた。

それに応えるように雪都は私をぎゅっと抱きしめてくれた。

「…許してくれる？」

「当たり前だよ。」


そして私達は仲直りのキスをした。


そしてもう一度抱きしめ合った。


その時、雪都が口を開いた。

「…なあ、円花」

「ん？」

「…あのさ、近々どっか行かね？」

「え？」


「よく考えたらさ、俺らちゃんとデートってした事ないじゃん？」

…そういえばないかも

「うん！行く！行きたい！」


その時、雪都が身体を離した。

「どこ行きたい？」

「そうだなー…」

だけどデートは晋ちゃんと色々行ってしまった…。

「それか…旅行…にする？」

「旅行！？」

「嫌？」

「ううん！行きたい！」


「じゃ、そうしよー！」

「うん！」

そして私達は早速旅行の計画を立てた。
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