さよならくじら
俺のせいだ。そう思った。

「希咲!?おい。大丈夫か?」

希咲はまだ泣いている。

「倖羽は優しいのに、恋した時ないからって、勝手に逆ギレして。
本当に私、最低だよね。ごめんね、倖羽。。」

違う。違うよ希咲。

「俺。お前にかんけーねのに、勝手に笑ったりしてごめんな。俺、お前のことになると....なんか自分が分かんなくなる時ある。」

言ってしまった。『なんか自分がかんなくなる時ある。』

つい、本当のこと言っちまった。


「腹減ったし、飯食って買い物して帰るかー!」

明るく言ってみた。

そしたら希咲も明るく

「うん!」

って言ってくれた。

よかった。仲直りできて。
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